発達障害は治らないけど、発達して変わっていく

発達障害でつまずく人、うまくいく人
備瀬 哲弘 著
ワニブックス「PLUS」新書


10月14日は鉄道の日。
そんな日に大学に籠りっきりって……切ない。
一度でいいから、嵐山や立山のトロッコ列車に乗ってみたいなぁ。
あの鉄道の風を、全身で感じてみたい。

で、篭りながら読んだのがこの本です。
なぜかって……えーと、……順番?


★発達障害には、「精神発達遅滞(知的障害)」「学習障害(LD)」「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」などがありますが
 本書では「広汎性発達障害(PDD)」について扱っています。
 この障害は、大人になって初めて気づくことが多いです。

 障害になるのは3つです
 ・「社会性の障害」
   空気が読めない。暗黙の了解がわからない。
   身だしなみがだらしない

 ・「コミュニケーションの質的な障害」
   相手と視線を合わせない
   表情、声の抑揚を感じ取れない(知識として覚えるしかない)
   遠まわしな言い方が理解できない
   「あなたはどう思う」と聞かれると、頭がまっしろになる

 ・「想像力のズレによる常同反復・こだわり」
   予定の変更に納得できない
   いったん好きなことを始めると、明日の予定にかかわらずやめられなくなる。


★診断は、現在困っていること、子供の頃の様子、心理検査などで行われるようです。
  発達障害の人は、周りに理解されない困難に悩まされています。
 
 ・友人が欲しいとは思わない。
  話しかけられてもうまくおしゃべり出来ないから黙っていると、怪訝な顔をされる。
  通知表に「みんなの輪の中に入って行かないことが心配」と書かれる

 ・自分の好きな話をすると、相手の都合に関係なくしゃべり続ける

 ・「こうしてはいけない」と注意されると「なぜ注意されたかわからない」
  「自分はダメな人間だから叱られる」と思い込む

 ・参考書や実験は1から順番にやらないと気が済まない

 ・成績が偏っている
  運動が苦手
  暗記科目が得意。子供の頃「○○博士」と呼ばれる
  作文が苦手。自分の感情が表現出来ない

 ・雑談が苦手。事実を伝えるだけで、感情を表現できない

 ・言葉の意味をイメージ出来ない
  細かく指示されないと動けない

 ・転職が多い


★治療方法

 ・困った場面を整理して、「次はどうするか」対策を練る

 ・人間関係、社会における最低限のマナー・エチケットは覚える



 ・結構当てはまる部分が多くてびっくりしました。
 特に読書感想文。
 親に書いてもらうか、書けるまで居残り(結局書けない)を繰り返しましたね。
 小学校の頃は夏休みの日記を書いていたようですが、事実の羅列ばかりでした。
 そして最後に、申し訳程度に「楽しかった」と付け足してあるだけ……

 「感想を書け」と言われると、今でも非常に混乱します。とにかく嫌ですね。
 大学の授業では感想を書くのが苦痛で、共通科目の単位をたくさん落としました。
 今では、授業のまとめを書いて乗り切ってます。
 「授業を聞いていたか判断するために」感想文を書かせているそうなので、対処法としては間違ってないはず……

 理由としては、
 「自分の文章を見られたくない」。
 馬鹿にされそうな気がして、怖いです。
 幼少期に何かしらのトラウマがあるのかもしれません。これは親に聞いておくべきですね。

 「自分の感情が正しいのか不安」
 中学の道徳で、中絶と障害者のビデオの感想を書く課題が出ましたが……
 中絶するのが良いか悪いかなんて、私には判断出来ません。
 障害者への援助が正しいかどうかも、分かりません。
 間違ったこと書いたら、先生に怒られるんじゃないかと思って、そこからはペンが動かせませんでした。

 「楽しい」と思ったことでも
 「でも、嫌なこともあったんだから、楽しいって思ったのは嘘なんじゃないか」と思ってしまいます。
 そして、自分の気持ちがどうなのか、わからなくなります。


 ・対人関係の問題も当てあまりました
  「視線を合わせない」
  よく友人から指摘されます。
  「あ、視線合わせてなかった!」と気づいて直すと、今度は「見過ぎ」だと言われます。

  「人の輪の中に入っていけない」
  自分の感情や趣味を知られたくない、話そうとしてもうまく喋れないので、仲良くなれません。
  昼ごはんも、友達と食べるのは苦手です。
  何を食べているのか知られるのが、怖いです。


  さて、どう解決したら良いのでしょう……
  考えないと。

発達障害でつまずく人、うまくいく人 (ワニブックスPLUS新書)発達障害でつまずく人、うまくいく人 (ワニブックスPLUS新書)
(2011/06/08)
備瀬 哲弘

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