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読書メーターまとめ

(西尾維新風)

久々にブログを更にして新しくする。
12月は芥川賞読書会で「壁」を語り合った。
作品の不明瞭な点がくっきりわかるようになり、わかるようになった部分が不明瞭な点を新たに作り出した。

来月も引き続き、遊び回るつもりだ。
日常の消費を良しとせず、地上からの飛翔を好しとせん。
サラリーマンの平日の自由な時間で最も多いのは1日90~120分である。
貴重な自由時間を浪任せに費すのは無駄ではないだろうか。
無駄の多い人生とは、すなわち無だ。

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2015年12月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1275ページ
ナイス数:46ナイス

浜村渚の計算ノート (講談社文庫)浜村渚の計算ノート (講談社文庫)感想
少年犯罪を減らすために、人間性を育む教育が重視され、あらゆるものを数値化する無慈悲な数学が教育から排除された世界。そんな社会を憂いた数学者のテロ活動に対し、女子中学生浜村渚が立ち向かう。数学の本なのにスラスラ読めて不思議。内容は専門的とまでは言えないけど、四色問題・フィボナッチ数列・円周率などが魅力的なストーリーで染められている。『数学を好きになるための小説』だ。読後、本作に登場した数学用語に出会ったら、ストーリーが活き活きと思い出されるだろう。「0で割っちゃダメです」がとてもかっこいい。真似したいなー。
読了日:12月28日 著者:青柳碧人
勉強力勉強力感想
娯楽に虚しさを感じたら、教養だ。教養とは『面白さや奥深さを感じるための知識・技能』『生きる上で必要な「真」「善」「美」』のこと。上手に古典に親しめば、教養が高まる。その上、仕事に役立つ能力が強化されるし、善く生きるための羅針盤が得られる。本書は、そのために必要な本や道筋を教えてくれる。音楽・美術・古典芸能のようなとっつきにくいジャンルにも触れているのがありがたい。僕も、教養を身につけて生まれ変わり、好きな音楽、観光地、食べ物と再会しようと思う。きっと、今までよりずっと活き活きと目に映ることだろう。
読了日:12月26日 著者:齋藤孝
辺境・近境 (新潮文庫)辺境・近境 (新潮文庫)感想
人を旅に惹きつけるのは『理由のつけられない好奇心、現実的感触への欲求』である。目的意識があると行きそうもない辺境、ハンプトン・からす島メキシコ・ノモンハン・アメリカ横断。近境の香川と神戸。辺境の持つ物珍しさは、すぐに退屈に変わる性質を持っている。だが、村上春樹の筆は日常化されたものでさえ、非日常に変える力がある。各地にある伝統や生きる流儀みたいなものをありのままに書き、尊重している。旅で大事なのは「辺境が消滅した時代においても、自分という人間の中には未だに辺境が作り出せる場所があると信じる」ことだ。
読了日:12月23日 著者:村上春樹
村上朝日堂はいほー! (新潮文庫)村上朝日堂はいほー! (新潮文庫)感想
エッセイだと、村上春樹の独特の言い回しが完全にプラスに働いてるように見える。彼の言いたいことがよりリアルで、手触りを持ち、且つ滑稽に伝わる。作者が語りかけてくるような――という言葉がぴったり合う。また、短編小説のようにドラマチックな「ささやかな時計の死」。思わず食べに行きたくなる「うさぎ亭主人」。小説を書くコツが紹介された「チャンドラー方式」など、バラエティに富んでいる。「たとえ一行も書けないとしても、とにかくそのデスクの前に座りなさない。そうしないと、不自然にネタを求めてしまう」はなるほどと思った。
読了日:12月22日 著者:村上春樹
壁 (新潮文庫)壁 (新潮文庫)感想
作者が「壁がいかに人間を絶望させるかというより、壁がいかに人間の精神のよき運動となり、人間を健康な笑いにさそうか示すのが目的」と語る通り、収録作全てが絶望的な状況なのに面白い。「S・カルマ氏の犯罪」では、名前を喪失した上、人間になった名刺が自分の代わりに活動している。その後、名前が無いせいで人権を剥奪されたりもする。しかし、主人公に危害を加えてくる人間やモノがあまりに現実離れしていて客観的に見れる。壁とは「世俗にまみれてない、人間の中に潜む無意識」のことなのだ。無意識を運動させることで、人は壁になれる。
読了日:12月18日 著者:安部公房

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