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常識とは何か

 就職対策授業のテストを受けてきた。一次選考で課されることのある、一般常識やSPIの対策だそうだ。
 私は体調が悪かったので、いつも通りできた。

 しかし、この試験で問われているのは本当に一般常識なのだろうか?
 常識とは、Wikipediaによると「社会の構成員が有していて当たり前のものとしている価値観、知識、判断力」である。
 4文字熟語や古典文学などの知識は、使われる機会がないのに、有していて当たり前なのだろうか(その一方、私は人に使われる機会が多いが、常識がないと言われる)。

 古典文学の知識は必要なのか? 作品名と作者と冒頭の一文だけを覚えて、一体何の意味があるのか。
 我々は一応、作品名と作者と冒頭部を知っていれば、その作品を知っていると判断している。
 人間についても「ああ、人事課の山田さんね」と言えば、その人物を知っていることになる。
 だが、知っていることに意味があるのか、と言いたい(授業担当の先生には、平常点が下がるので言いたくない)。

 私はニュースを見ないため、オリンピック選手の名前を知らない。
 それを知ると、私の周りの人間は鬼の首を取ったように私を馬鹿にする。知っていることがそんなに重要か。
 そのくせ、アルゴリズム等のテストができなかった場合「難しかったからしょうがない」と言って弁解するのだ。

 私は、以上の疑問を解決するため「常識とは、常識があることを誇示するための知識である」という理論を打ち立てた。「知っていることに意味がある」と言われるものが常識なのだ。
 また、いざという時に備えて「常識を疑うのが常識」「細かくツッコまないのが常識」という常識も付け加えておいた。

 もっと書きたいことがあるが、ここらへんで打ち切ろう。さっきから親が「夜は寝るのが常識だ」と言っているのだ。
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お前の噂を聞きたい。私たちを忘れろ。手紙も書くな。

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齋藤孝先生の「就職力」に載っていた映画です。
「見ると良い」とだけしか書かれていませんでしたが、見終わって「見てよかった」と思いました。

イタリアの映画館の話なのですが、観客の騒がしさが好きでした。
みんなで笑い合ったり、検閲されたキスシーンにみんなでブーイングしたり……。
なんだか暖かいのです。
映画は黙って見るものだと思いましたが、こういう見方も面白いですね。

映画を見に来ているのは、変な人ばかり。
「字が読めない」「私もだ」
「私は寝にきたんだ」
「こいつをつまみ出せ。もう10回も見てる」
こんな台詞が飛び交っています。

九九ができなくて体罰を受けた子も、一緒に見て笑っている。
ちょっとタバコを吹かしながら……(良いのか?)
でも、逃避という感じは全然ない。
『第二の家族に包まれている』という感じです。


さて、ストーリーは……

映画監督サルヴァトーレは、故郷の母からアルフレード(師匠)が死んだという知らせを受け取ります。
サルヴァトーレはベッドで寝ながら昔を思い出します。
サルヴァトーレは、30年くらい前に故郷を出て以降、一度も故郷に帰って来ていないのです。一体なぜなのか?

少年時代、「トト」と呼ばれていたサルヴァトーレは、映画に魅了されます。
そして、何度も映写室に入り込んで、映写技師のアルフレードにつまみ出されます。
このシーン――アルフレードがお茶目です。

「(切り取られた検閲シーンの山を)もらっていい?」
「後で戻すからだめだ」
「どうして(戻さずに)そのままなの?」
「どれがどの映画なのかわからなくなったんだ」

「わかった。あの山はお前にやる。その代わり、俺が管理する」

アルフレードが、トトと一緒にテストを受けるシーンでは
「頼む。教えてくれ」
という始末です。

格好いいシーンもあります。
トトが、牛乳を買うための50リラで映画を見てしまい、親に叱られているときに
「今日の落し物に50リラがあった」
と言って、50リラをトトに渡します。

そして、アルフレードはトトに映写機の操作を教えるようになります。
アルフレードは、営業終了後も「映画を見たい」という観客のために、広場の壁に映画を映し出します。
このシーンは、映画技師の楽しさをトトに教えたシーンだと思います。
観客がサプライズに歓喜する様は、仕事の楽しさとして残るでしょう。

しかし、その結果映画館が火事になり、フィルムを救い出そうとしたアルフレードは火傷で視力を失います。
そしてトトは、新しく建て直された映画館「ニュー・シネマ・パラダイス」で映写技師として働き出します。


トトは成長すると、エレナという恋人が出来ます。
彼はエレナを追いかけますが、やがてエレナは音信不通に。

落ち込むトトにアルフレードはこう言います。

「人生はお前が観た映画とは違う。人生はもっと困難なものだ。
村を出ろ。ローマに戻れ。もうお前とは話したくない。お前の噂を聞きたい。
帰ってくるな。ノスタルジーに惑わされるな。私たちを忘れろ。手紙も書くな。
我慢できずに帰って来ても、私の家には迎えてやらない。
自分がすることを愛せ。子どもの頃に映画館を愛したように」


トトはその言葉に従って列車に乗り、ローマに向け旅立ちます。

この台詞、普通とはまるで違いますよね。
「私たちを忘れろ」と言って送り出す人はいないでしょう。
逆に「時々は思い出してくれ」「手紙を送ってくれ」と言いそうです。

トトはこの言葉で、故郷への思いを一層強くしたと思います。
しかし、帰ることはできない。だから映画の原動力にしたのでしょう。


30年後、映画人として成功したサルヴァトーレは、アルフレードの葬儀に出席するため、故郷に帰ります。
そこで、アルフレードが彼に遺した形見を渡されます。
それは、検閲されたラブシーンばかりを繋げた一本の映画でした。



このシーンがクライマックス。
別れ際に「私たちを忘れろ」と言っていたアルフレードが、「思い出してくれ」と言っているような気がします。
故郷や恋人への未練を絶ち、今まで頑張ったトトへのご褒美なのでしょう。



テーマ : 映画レビュー - ジャンル : 映画

読書メーターまとめ(2014/1)

2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1761ページ
ナイス数:58ナイス

 友人に『2013年に読んだ本ベスト10』を送る。『僕の妹は漢字が読める』は、友人も続編が気になっていた模様。これで話のネタが出来た。
 BOOKOFF新春セールで大量購入をする。『ひぐらしのなく頃に』が全巻揃う。
 就活中なので、何のために読んでいるのかを意識する必要がある。小説を読む意味って何だろう……。新書以外は暇つぶしに読む物ではないのか?


僕の妹は漢字が読める2 (HJ文庫)僕の妹は漢字が読める2 (HJ文庫)感想
今回もツカミが強烈。学校の授業を2次元教師が担当している。しかも、教師のキャラ設定は自由自在。問題に正解するとごほうび画像(パンチラ等)が表示?! オオダイラ先生の小説も素晴らしい。「おもらし おぱんちゅ アンモニ・a(アー)」は、ついつい口ずさんでしまう名台詞だ。予想外の台詞も満載で、『そろそろこの設定にも飽きるかなぁ……』という心配は見事に吹き飛んだ。ストーリーとしては、クロハとギンの昔の話が良かった。正統派(萌え文)と古典派の壁も、愛があれば超えられる。やっぱり兄妹関係ってのはいいですね。
読了日:1月8日 著者:かじいたかし
僕の妹は漢字が読める3 (HJ文庫)僕の妹は漢字が読める3 (HJ文庫)感想
オオダイラ先生を上回る斬新さの『パンストが主人公の、記号ばかりで書かれた小説』が登場。人間とアニメキャラの間に産まれた『2.5じげんこ』も出てくる(実際は人工授精と代理出産)。ストーリーは、前作で歴史を変えた結果、古典を保護する『ぶんかとっく』という地区が登場。そこに、ギンの実妹、アマネコが誕生していたのだ。アマネコはクロハと、真の妹の座を巡って対立するというもの。目玉は、背中に指で書いた文字を当てる『にくたいかきっこ』。クロハの才能だけでなく、ギンの才能(?)も兄妹愛から産まれたことが明かされる。
読了日:1月9日 著者:かじいたかし
僕の妹は漢字が読める4 (HJ文庫)僕の妹は漢字が読める4 (HJ文庫)感想
シリアス成分多めな巻。ユズさんとお兄さんの過去話がぐっとくる……かと思いきや爆笑。あれは反則。そして、ユズがギンに告白。クロハは先を越されてしまう。そこからの、クロハの遠回しなアプローチが可愛いです。ハッキリ言うのは恥ずかしいし、ギンは中々気づいてくれないし、ユズさんに申し訳ない。そんな感情の中でぐるぐる回るクロハ。しかし、今作の目玉はあとがきでしょう。女性読者からのトンデモない質問『かじい先生はパンツをかぶったりしますか』、それに真面目に答える作者。『自分のパンツや家族のパンストを被るのは普通ですっ!』
読了日:1月9日 著者:かじいたかし
神様のメモ帳 (電撃文庫)神様のメモ帳 (電撃文庫)感想
「神様のメモ帳の、ぼくらのページにはこう書いてあるのさ。『働いたら負け』ってね」「みんなが双六やってる盤の上で、ぼくらだけチェスの駒を並べてるようなものさ」。ニートが集まり、なんでもやってのける探偵稼業をやる話。みんな世間で言う落ちこぼれだけど、生き様がカッコイイ。彼らの言葉に、迷いなど一つもない。心に残ったのは「自分にできることは何か」ということ。みんな特技を活かしているが、できないことも自覚している。それが開き直りなのか、諦めなのか。「ぼくはそういう風にしかこの世界と関われない」という言葉が頭を巡る。
読了日:1月10日 著者:杉井光
現代霊性論 (講談社文庫)現代霊性論 (講談社文庫)感想
『文学は人知を越えるような経験をしたときのふるまい方を教えてくれる。ローカルな世界でローカルなルールに基いてものごとが整合的に運んでゆく話なんか、誰も読まない』これが印象的。ふるまい方とは『あわてない。じっくり出来事を観察する。どうしていいか知っていそうな人を探しだして、その人から助言あり支援なりを得る』こと。今後、小説を読む際の重大なヒントになると思う。『神道には教義はなく、宗教儀式で共同体を繋ぐのが目的』だと知って驚く。確かに、神社で教えを請うことはない。御神籤の起源は寺。
読了日:1月27日 著者:内田樹,釈徹宗
僕の妹は漢字が読める5 (HJ文庫)僕の妹は漢字が読める5 (HJ文庫)感想
まずは、こんな奇作を5巻も続け、しっかり纏め上げた著者に敬意を表したい。『君がクロちゃんと結ばれないと――クロちゃんが消されるのだ』から、物語が一気にクライマックスへと向かう。この小説の主人公ってクロハなんじゃないかと思えてくるほど、クロハからお兄ちゃんへの想いに夢中になる。クロハに感情移入して読んだ人が多い、と推測。あと、ユズの『今は数ヶ月と16年でも、100年たったら100年対106年です』という台詞が心に残った。『文学的見地でいくと、まずは残尿感が欲しい』などのギャグも最高。全裸のミルも良かった。
読了日:1月31日 著者:かじいたかし

読書メーター

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