猫神やおよろず 感想

猫神やおよろず① [Blu-ray]
猫神やおよろず① [Blu-ray]

感想

忘れられた物と記憶を守護する猫神の少女、繭(まゆ)。
彼女と神様達がドタバタを繰り広げるコメディアニメ。

シナリオとしては、失くしたモノを繭の神力で見つけるのが主。
発動時の台詞がカッコイイ。

「我は猫神。忘れられしモノと記憶を守護する。
 ○○よ。己が主に、その身の在処を示せ!」



なんとなく、見てると心があったかくなる作品。
ギャグもストーリーも、目立った良さはないが、最後まで見ちゃう。
失くしたモノを悲しむ心と、見つけてあげようとする心。
そんな、人の一番奥にある心をそっと暖めてくれる。

一番良かったのは、柚子が骨董ついて語った台詞。

骨董って、事情があって持ち主と別れ、忘れられてしまっている品物ですよね。
暗い物置の奥に閉じ込められていたり、箱の中で眠りつづけていたり。
骨董屋の仕事というのは、そういう品物を、もう一度明るい光の中にだしてやって、新しい持ち主と、巡り合わせてやる仕事だと、父は言ってました。


僕は某番組のせいで「骨董=値段」になってましたが、これを期に考えを改めようと思いました。
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電波女と青春男(アニメ感想)

藤和エリオ

あらすじ

主人公の丹羽真は、親戚の家に預けられる。家に入ると、全身布団をかぶった自称宇宙人の娘『藤和エリオ』がいた。
彼女は人付き合いを避け、宇宙人を名乗り続ける。

彼女はなぜ宇宙人を名乗るのか。それがテーマである(多分)


宇宙人とは?

エリオは、宇宙人であることを証明するために自転車で川に向かって飛んだことがある。
もちろんそのまま落下したが、彼女は「飛び方が悪かった」と言って、失敗を認めようとはしない。

藤和エリオは自分に自信がない。だから、仮の自分を作るために、宇宙人であろうとする。
真はそれが気に入らない。宇宙人を後ろ向きに信じていることが我慢ならない。

宇宙人は神秘だ。
神秘とは希望であるべきだ

真は、エリオを納得させるため、自転車で一緒に飛ぶ。もちろん失敗。
でも、それによりエリオは宇宙人をやめ、人間として生活を始める。


奇跡を信じる

物語の後半に、自称超能力者の、星宮社が登場する。
彼女もエリオと同じく、自称だ。ただ、彼女の言葉には妙な説得力がある。

「人間は、あるわけがないと、盲目的に超常現象を否定する。信じなければ始まらない」


「人は誰もが目前の超能力に目覚めようと歩み寄っている。伸ばした指先より数センチ先。日常の延長線上にある。
それを捉えることが、超能力に芽生える兆しになる」


超能力を使える人間はいない。
だがそれは、信じていないからではないだろうか?

真は、友達の流子さんのバスケット試合の応援に行く。
ただ、流子さんはあまり上手くない。真は流子さんに、かつてサッカーが下手で諦めた自分を重ねて、傍観する。

そんな真に、社は活を入れる。

「いまだ、超能力を使え! 自分の意思で動いて、他人も動かす。もっとも初歩の、人間に許された超能力だろ!!



真は流子さんを応援し、流子さんはシュートを決めた。
努力を信じさせるのは、悪いことじゃないのだ。

応援とは、他人の奇跡を100%信じることだ。
それって、すごく神秘的だと思う。
自分以外の、得体の知れない力が、奇跡を起こしてくれるのだから。

劇場版CLANNAD感想(ネタバレ含む)

古河渚

 友人が「朋也の父さんかっけぇ」とかいうんで見てみた。
 (友人は原作未プレイ)

 で、見てみてたんだけど。
 これはちょっと違いすぎじゃね?
 原作崩壊ってレベルじゃないっていうか、そもそも何もかもが違えよ!!

・人見知りのはずのことみが指揮者やってる
・合唱部が開始直後から存在
・杏が智代の取り巻き
・伊吹先生が暴力教師
・芳野さんが怖い(特に目つき)
・だんご大家族の歌



 ……と、その他キリがない。
 原作通りのとこを挙げた方が早いんじゃ……ってくらい。

 特に問題なのが、CLANNADにおいて重要なシーンが全てカットされてたこと。
 下の2つは絶対必要だと思う。

空いてる顧問が1人だったので、演劇部と合唱部のどちらかは設立できない。
合唱部は「部長は怪我でバイオリンを弾けなくなった。もう一度音楽をやらせてあげたい」と主張。
それに対し、春原が「そんなハンデで同情引くな!」と訴える


自分のせいで両親が夢を諦めたことを知った渚。本番のステージで「自分だけが夢を叶えている」ことに罪悪感を感じ、動けなくなる。
そこで秋生さんが「夢を叶えろ渚ぁ!!」と応援。



 CLANNADの良さは「病弱な上に他人へ気を使いまくる渚が幸せになっていくこと」にあると思うんですよ。
 だから、幸せ(又は不幸)になるターニングポイントを無くすのはダメです。絶対。

 まぁ、いいとこもあったけどね。
 演劇の本番と渚の死をしっかり描いてくれたのは嬉しい。原作はあっさりし過ぎてたから。

 あ、あと、朋也の父さんは原作の方がいいと思う。
 映画だと自分で自分の人生を語ってたけど、原作通りに母から聞いたほうがじーんとくる。
 「そうか、父さんは立派に朋也を育てたんだ」って、素直に感動できる。