読書メーターまとめ

8月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:926
ナイス数:59

8月はkindle1ヶ月無料を使ってみた。
線を引いたトコが1ヶ月後も見れて便利。
感想書く時にコピペできるのもいい。kindleは強い。


あの娘にキスと白百合を 1 (MFコミックス アライブシリーズ)あの娘にキスと白百合を 1 (MFコミックス アライブシリーズ)感想
絵が可愛いので読了。主人公は、完璧主義優等生の白峰さんと、無気力型天才少女の黒沢さん。白峰さんが一匹狼の黒沢さんを気づかったのをきっかけに、黒沢さんが猛アタックするんですが、その時の縋るような甘え顔、天真爛漫な無邪気顔、衝動を抑えきれない泣き顔、どれもが素敵。天才すぎてどの部活にも熱中できない時の「白峰さんがいればいいの。後は何も欲しくない」って泣き言とか、テストの点じゃ負けないって言った後の「いつか完璧に負かせてね」ってお願いも好き。いやー、やっぱりミステリアスでほっとけない子は最強ですね。
読了日:08月31日 著者:缶乃
熱帯少女 (IDコミックス 百合姫コミックス)熱帯少女 (IDコミックス 百合姫コミックス)感想
素晴らしい百合短編。想像力を掻き立てる秘密めいた恋とエロス、最高ですわ。何気ない会話の中にふと、好きを感じさせる言葉を挟んで、徐々に距離を縮めていく。と同時に、日常に潜んだエロも浮かび上がってくる。スイカの果肉、砂糖に群がるアリ、一過性の夕立、汚い心を洗い流すせせらぎ。こういう婉曲的な表現がいじらしくていいんですよねぇ。私のお気に入りは「sketch」。スケッチをしている果物を食べちゃう女の子が、好きな子の似顔絵を描くんですけど、観察するシーンがいい。「じっと見ていると食べてしまいたくなる」なんて特に。
読了日:08月21日 著者:吉富 昭仁
「わからない」という方法 (集英社新書)「わからない」という方法 (集英社新書)感想
僕は「正しいやり方を知っていれば間違えない」と考えていたので、「どこかに正解があると考えるのは20世紀病」という文にギクッとした。個人個人で感覚が違う上、時代の変化が激しいから正解があるはずがないのだ。「わからないことを恥だと思わずに突き詰めていくと、本当の正解にたどり着く」と思ってやってみよう。著者は、わからないから出発して様々な発見をしている。しかも非常に本質的で、わかっていた人には絶対にたどり着けない領域だ。わからないというのは世紀の大発見をするチャンスなのかも。
読了日:08月21日 著者:橋本 治
マンガで分かる心療内科 7 (ヤングキングコミックス)マンガで分かる心療内科 7 (ヤングキングコミックス)感想
昔話シリーズが好き。今回は雪女。「なぜ禁止されていた雪女の話をしてしまったのか」というと「親しくなった相手には自分のことを深く知ってもらいたい」から。中々いい話だったんだと思った。ギャグは愛飢え男が面白かった。あいうえおって言うだけであそこまで壮大なギャグになるのはすごい。
読了日:08月15日 著者:ゆうき ゆう,ソウ
やれたかも委員会 1巻やれたかも委員会 1巻感想
あの時、ちょっと勇気を出せばやれたんじゃないか。そんな体験談を集めた漫画。僕は、全部やれたと思う。というか、やれなくてもここまで仲良くなれたら満足だと思う。結論としては「女の子のほうからボディタッチしてきたらやれる」かなぁ。全国の女性のみなさん、僕に触るときは気をつけましょう。作品のシチュエーションで好きなのは「靴下はかせてあげよっか」からの「俺、足の裏揉むの得意なんだよね」の流れです。これは本心がわかりづらい。やる気なのかそうじゃないのか。
読了日:08月03日 著者:吉田 貴司

読書メーター
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運命のボタン

即興小説トレーニングの推敲。
今回やるのは運命のボタン
お題:3月の多数派 必須要素:ハッピーエンド

技巧的な修正

1年ぶりの挑戦でカンも鈍ってるので初歩的なことをおさらいしよう。

場所変わったら説明。
人が増えたら説明。

(例文)
「おはよー」
 そして、隣にいるコイツとの登校も2年目になる。友達としても2年目だ。
 実を言うと、僕は彼女に一度告白されたことがある。


説明なしにいきなり人が増える。そのせいか、3行目が唐突だ。何か容姿を書こう。
「彼女と一緒に歩いていると、僕の心は浮足立つともに、まるで迷宮みたいに混乱してしまう。僕は勇気を出して隣を見る。肩まで伸びる艶やかな髪は春の日を吸い込んで、春の妖精のような輝きを放っている」とか。

お題と必須要素の使い方

僕はあらかじめ、ストーリーと最初の一行を決めている。そこへお題と必須要素を無理矢理混ぜる。
序盤にストーリーを考え込んでしまうと手が進まないからだ。お題からストーリーを考えるのはリスクが高い。

3月という時期には、ハッピーエンドを約束する行為がたくさんあるようだ。


かといって、無理矢理すぎるとこじつけ感が出る。昔作った原則を思い出そう。
課題は分離せよ。

「3月は別れの季節で、たくさんの生徒が再会を誓ったり、秘めた思いを打ち明けたりしていた」はどうだろう。
3月と多数決を分離。さらに、多数決という言葉を直接使わないことで、こじつけ感を減らしている。

必須要素のハッピーエンドは、普通に使ったほうが書きやすかったと思う。

ストーリー

即興小説は時間がないので、最初の段落で結論がわかるようにしたほうがいい。
この小説は、悪夢の理由が判明するか、押しボタンが作動するかすれば終わるようになってる。

ただ、その後の展開で悩みすぎた。
アンチクライマックス方式で書くなら、その後は過去を書くべき。
やるべきはトラウマの解消だ。

で、トラウマを解消するための型も作らないと。

猫神やおよろず 感想

猫神やおよろず① [Blu-ray]
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感想

忘れられた物と記憶を守護する猫神の少女、繭(まゆ)。
彼女と神様達がドタバタを繰り広げるコメディアニメ。

シナリオとしては、失くしたモノを繭の神力で見つけるのが主。
発動時の台詞がカッコイイ。

「我は猫神。忘れられしモノと記憶を守護する。
 ○○よ。己が主に、その身の在処を示せ!」



なんとなく、見てると心があったかくなる作品。
ギャグもストーリーも、目立った良さはないが、最後まで見ちゃう。
失くしたモノを悲しむ心と、見つけてあげようとする心。
そんな、人の一番奥にある心をそっと暖めてくれる。

一番良かったのは、柚子が骨董ついて語った台詞。

骨董って、事情があって持ち主と別れ、忘れられてしまっている品物ですよね。
暗い物置の奥に閉じ込められていたり、箱の中で眠りつづけていたり。
骨董屋の仕事というのは、そういう品物を、もう一度明るい光の中にだしてやって、新しい持ち主と、巡り合わせてやる仕事だと、父は言ってました。


僕は某番組のせいで「骨董=値段」になってましたが、これを期に考えを改めようと思いました。

読書メーターまとめ

3月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:890
ナイス数:54

帰省中に電車とネットカフェで読んだのみ。

ネットカフェは「早く返さないと迷惑かかる」という圧力があって捗る。
読書が進まないときは、こういう強制力を使うといいかも。

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編読了日:03月09日 著者:村上 春樹
私は利休 2 (ヤングジャンプコミックス)私は利休 2 (ヤングジャンプコミックス)感想1巻は茶道入門でしたが、2巻は超展開の連続。茶道具の名物狩りをする男や、千利休の生まれ変わりが登場。さらには、金儲けの場になってしまった現代の茶会を一刀両断。こんなハチャメチャなのに、茶道の厳格さが伝わってくるのがすごい。また、茶道具の説明で本格的な用語がバンバン出てくるが、言葉のリズムが流麗なおかけですーっと耳に馴染む。例えば「この梅花皮(かいらぎ)の荒々しさ。侘びた土見(つちみ)、沈んだ釉調(ゆうちょう)。見事だ」 正直何を言ってるのか良くわからないんだけど、とてもいい茶碗だということは伝わる。読了日:03月06日 著者:早川 光
私は利休 1 (ヤングジャンプコミックス)私は利休 1 (ヤングジャンプコミックス)感想茶道入門漫画としてオススメ。わかりやすいし、一つ一つの作法や心遣いから真剣さが伝わってくる。読むと茶道をやりたくなる。一番好きなのは、先生が語る茶道の魅力。「最初は不自由を感じても、そこで気づくことがある。その”気づき”を重ねるうちに、少しずつ”自分”というものが見えてくる」 この言葉で、心の中が少し明るくなった。音を立てないことで、自然界の音に気づく。正座をすることで、心の落ち着きに気づく。こういった自分なりの気づきが、自分を作っていく。読了日:03月06日 著者:早川 光
読書メーター

回転木馬のデッド・ヒート 感想


回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)
回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)

あらすじ

他人から聞いた話を小説にした短編集。
表題の「回転木馬のデッド・ヒート」は、前書きとして登場する。

他人の話を聞けば聞くほど、そしてその話をとおして人々の生をかいま見れば見るほど、我々はある種の無力感に捉えられていくことになる。我々はどこにも行けないというのがこの無力感の本質だ。

我々は我々自身をはめこむことのできる我々の人生という運行システムを所有しているが、そのシステムは同時にまた我々自身をも規定している。

それはメリー・ゴーラウンドによく似ている。それは定まった場所を定まった速度で巡回しているだけのことなのだ。どこにも行かないし、降りることも乗りかえることもできない。誰をも抜かないし、誰にも抜かれない。

しかしそれでも我々はそんな回転木馬の上で仮想の敵に向けて熾烈なデッド・ヒートをくりひろげているように見える



我々は自分で人生を決めたはずが、あるとき、別の人生を選べなくなっていることに気づく。
いつのまにか、人生に自分自身が操られている。
そして、目的地を見失ったまま、どこかへ向かって必死に走り続けている。

それは性格にもいえることだ。
我々は、別の性格を選ぶことはできないと考えている。
しかし、性格とは『自分で選んだ個々の行動の総称』である。

物事に真剣に取り組めば「真面目な性格」になるし、
他人の世話をたくさんすれば「面倒見の良い性格」になる。
それなのに我々は『性格に自分自身が操られている』ように感じる。

そして、人生のある地点を境にして、人は何かに操られるかのように悪い方へと向かっていく。


表現技巧

全作に共通するのは 「うまくいっていたことが、突然うまくいかなくなる」 ということだ。
 「うまくいっていたことが、突然うまくいかなくなる」ことが、どのように書かれているのか説明する。

母にわかることは、そのレーダーホーゼンをはいた男をじっと見ているうちに父親に対する耐え難いほどの嫌悪感が体の芯から泡のように湧きおこってきたということだけなの。


正直に言って、実際にこんな風にはっきりと感じたのは僕にとってははじめてなんだよ。つまり、自分の中に名状しがたい把握不能の何かがひそんでいることを感じたのはさ。


彼女はそういう感情的な訓練を一度も受けたことがなかった


理由なく始まったものは理由なく終わる。逆もまた真なり。


どうしてそんなことを言ってしまったのか、自分でも理解できなかった。でもその言葉がごく自然に口をついて出てしまったのだ。


僕にはもう彼女の生活を覗かないでいることができなくなっていた。


ただ僕はある日突然、無性にナイフというものが欲しくなったんです。


「なぜそうしたのかわからない」「○○しかできなかった」など、何かの力に操られたことが伺える。


感想

これは成長するなるための小説だと思う。
成長するには、うまくいかなかったことを分析し、対策を立てなくてはならない。
しかし世の中には、どうあっても分析できない上に、直視を迫る問題がある。

そういった問題に立ち向かう際に必要なのが、この物語のように、誰かに語ることだ。
分析できない事柄を「何かが原因で分析できない」と語ることで、はじめて問題を直視し、受け入れることができる。

自分流の観光

 観光はとても面白いが、困ることだってある。

 それは、帰って家族に「その城はだれが作ったのか」「いつの時代にできたのか」と聞かれたときに答えられないことだ。
 不思議なことに、全然覚えていない。展示に一通り目を走らせても、頭が追いつかないのである。

 しかし、そんなことが何度かあってから、僕は腹を括った。
「どうせ覚えらないんなら、最初から見ない」ことにしたのだ。
 そんなわけで、僕は岡山城と後楽園の歴史を全く知らない。知りたければwikipediaでも見ればいいんだ。
 
 代わりに何を覚えたのかというと、建物の造りだ。
 僕は小説を書くのが好きで、特にモノの様子を文章で表現するのに興味がある。
 その過程は、まさに発見の連続だ。自分の感覚に合う言葉を見つける度に、感覚が実感に変わっていく。

 また、美しい説明文を覚えるのも好きだ。
 強い野球チームに名捕手が必ずいるように、美しいモノには必ず名文がある。
 ソシュールは「言葉があるからモノが存在できる」と言った。美しい言葉は、心に美しい風景を作る。

 観光地に行くと、様々な情報がおせっかいなおばちゃんみたいに蔓延っている。
 大事なのは、そんな情報に対して「結構です、お構いなく」と言う勇気だと思う。 
 本当に必要なものは、自分の中にあるのだから。

電波女と青春男(アニメ感想)

藤和エリオ

あらすじ

主人公の丹羽真は、親戚の家に預けられる。家に入ると、全身布団をかぶった自称宇宙人の娘『藤和エリオ』がいた。
彼女は人付き合いを避け、宇宙人を名乗り続ける。

彼女はなぜ宇宙人を名乗るのか。それがテーマである(多分)


宇宙人とは?

エリオは、宇宙人であることを証明するために自転車で川に向かって飛んだことがある。
もちろんそのまま落下したが、彼女は「飛び方が悪かった」と言って、失敗を認めようとはしない。

藤和エリオは自分に自信がない。だから、仮の自分を作るために、宇宙人であろうとする。
真はそれが気に入らない。宇宙人を後ろ向きに信じていることが我慢ならない。

宇宙人は神秘だ。
神秘とは希望であるべきだ

真は、エリオを納得させるため、自転車で一緒に飛ぶ。もちろん失敗。
でも、それによりエリオは宇宙人をやめ、人間として生活を始める。


奇跡を信じる

物語の後半に、自称超能力者の、星宮社が登場する。
彼女もエリオと同じく、自称だ。ただ、彼女の言葉には妙な説得力がある。

「人間は、あるわけがないと、盲目的に超常現象を否定する。信じなければ始まらない」


「人は誰もが目前の超能力に目覚めようと歩み寄っている。伸ばした指先より数センチ先。日常の延長線上にある。
それを捉えることが、超能力に芽生える兆しになる」


超能力を使える人間はいない。
だがそれは、信じていないからではないだろうか?

真は、友達の流子さんのバスケット試合の応援に行く。
ただ、流子さんはあまり上手くない。真は流子さんに、かつてサッカーが下手で諦めた自分を重ねて、傍観する。

そんな真に、社は活を入れる。

「いまだ、超能力を使え! 自分の意思で動いて、他人も動かす。もっとも初歩の、人間に許された超能力だろ!!



真は流子さんを応援し、流子さんはシュートを決めた。
努力を信じさせるのは、悪いことじゃないのだ。

応援とは、他人の奇跡を100%信じることだ。
それって、すごく神秘的だと思う。
自分以外の、得体の知れない力が、奇跡を起こしてくれるのだから。

劇場版CLANNAD感想(ネタバレ含む)

古河渚

 友人が「朋也の父さんかっけぇ」とかいうんで見てみた。
 (友人は原作未プレイ)

 で、見てみてたんだけど。
 これはちょっと違いすぎじゃね?
 原作崩壊ってレベルじゃないっていうか、そもそも何もかもが違えよ!!

・人見知りのはずのことみが指揮者やってる
・合唱部が開始直後から存在
・杏が智代の取り巻き
・伊吹先生が暴力教師
・芳野さんが怖い(特に目つき)
・だんご大家族の歌



 ……と、その他キリがない。
 原作通りのとこを挙げた方が早いんじゃ……ってくらい。

 特に問題なのが、CLANNADにおいて重要なシーンが全てカットされてたこと。
 下の2つは絶対必要だと思う。

空いてる顧問が1人だったので、演劇部と合唱部のどちらかは設立できない。
合唱部は「部長は怪我でバイオリンを弾けなくなった。もう一度音楽をやらせてあげたい」と主張。
それに対し、春原が「そんなハンデで同情引くな!」と訴える


自分のせいで両親が夢を諦めたことを知った渚。本番のステージで「自分だけが夢を叶えている」ことに罪悪感を感じ、動けなくなる。
そこで秋生さんが「夢を叶えろ渚ぁ!!」と応援。



 CLANNADの良さは「病弱な上に他人へ気を使いまくる渚が幸せになっていくこと」にあると思うんですよ。
 だから、幸せ(又は不幸)になるターニングポイントを無くすのはダメです。絶対。

 まぁ、いいとこもあったけどね。
 演劇の本番と渚の死をしっかり描いてくれたのは嬉しい。原作はあっさりし過ぎてたから。

 あ、あと、朋也の父さんは原作の方がいいと思う。
 映画だと自分で自分の人生を語ってたけど、原作通りに母から聞いたほうがじーんとくる。
 「そうか、父さんは立派に朋也を育てたんだ」って、素直に感動できる。

読書メーターまとめ

2016年8月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1544ページ
ナイス数:180ナイス

帰省前にBookoffで買った本が多い。ほとんど電車内で読んだ。
ナイス数が多いのは「渾身の一行」に投稿しまくったから。

今月から株を始めた。利益は多分8万くらい。
将来的には働かずに株の収益だけで暮らしたい。


よくわかる現代魔法〈1〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)よくわかる現代魔法〈1〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)感想
魔法とコンピューターを合わせたのがすごい。読んでるうちに「あ、同じだ」と腑に落ちる。コンピューターが基盤上に電気信号を流してコードを実行するように、魔法使いは筋肉や神経に電気信号を流して呪文を実行する。両者には互換性があり、魔法をコンピューター上で実行することもできるのだ。ストーリーも、コンピューターを使った悪魔召喚の阻止などアツい展開があり、姉原美鎖が弟をからかうトコで笑いもある。
読了日:8月25日 著者:桜坂洋
奴隷兎とアンソニー (MUJIN COMICS)奴隷兎とアンソニー (MUJIN COMICS)感想
シャーロットが、ヒロトのHな欲望を見ぬいて、様々な道具で叶えてくれる。「素直に全部さらけ出したら、最高に気持ちいいよ」って言うときのシャーロットの表情が好き。恥ずかしさを堪えて、ヒロトのために頑張って笑おうとしてるのがいじらしい。出てくる女の子も、委員長、イジメっ子、スポーツ少女など種類が豊富。シチュもフェラチオ、イジメっ子への報復、シャワー室への侵入など盛りだくさん。笑いもあり。ラストの、シャーロットがヒロトのために行動する理由が切なくて良い。自分がエロ本に求めるモノが全て詰まってた。
読了日:8月24日 著者:赤月みゅうと
経済ニュースが10倍よくわかる 日本経済のカラクリ (アスコムBOOKS)経済ニュースが10倍よくわかる 日本経済のカラクリ (アスコムBOOKS)感想
円高では日本経済は破綻しない。そもそも「日本経済が破綻する」とは何なのか、定義して欲しい。マスコミの報道は、比較対象が不適切で、定義が曖昧で、数字ではなく印象で語る。本書を読めば、マスコミに騙されることはなくなる。以下、表紙の暴論に対する答え。「日本の輸出は、GDP比で1%程度」「自動車の輸出は、輸出全体の10%」「国毎にマーケットサイズも財政状態も違うのに、競争力の比較はできない。そもそも、競争力の定義とは何か」「日本は供給過多なので、外貨は日本に投資しない。ゆえにキャピタルフライトはおこらない」。
読了日:8月19日 著者:三橋貴明
ランゲルハンス島の午後 (新潮文庫)ランゲルハンス島の午後 (新潮文庫)感想
村上水丸コンビのエッセイ。お二人とも、読み手に具体的なイメージをさせるのが上手く、とても引き付けられた。「静かな喫茶店は急に探しても見つからない」に共感する。最近、小説を書くために喫茶店を転々としているが、静かなところは少ないのだ。女性の服の買い物に付き合わされるのはつらいが、外国の場合はかわいい店員さんが話相手になってくれたり、ソファーに座らせてくれた上に飲み物とお菓子もくれるなど、サービスが行き届いていて楽しいそうだ。なるほど、退屈なことの中にも楽しみは存在するのだ。
読了日:8月15日 著者:村上春樹,安西水丸
ワラをつかむ男 (文春文庫)ワラをつかむ男 (文春文庫)感想
大学を定年になった後のエッセイ。相変わらず面白い。話が脱線しまくってるのに、理路整然と書かれているのもすごい。読む度に新しい発見があり、固定観念を覆される。頭を柔らかくしたい人はぜひ土屋先生の本を読んでほしい。「自分で気づかなくても心の底ではそう思っている。自分で気づかないのがその証拠だ」は、馬鹿らしい主張だが反論しにくい。「掃除が面倒なら、隣の家の人に金を払って代行してもらい、自分は同額で隣の家の掃除を請け負えばいい」というのは、素晴らしい発見だ。実現は難しいが、面白そう。
読了日:8月15日 著者:土屋賢二
純粋ツチヤ批判 (講談社文庫)純粋ツチヤ批判 (講談社文庫)感想
土屋先生が哲学を志したきっかけ、哲学について勉強したことが書いてあり、ツチヤファンには重要な一冊。先生は、ドフトエフスキーを読んで常識を疑うようになったのをきっかけに哲学に興味を持った。勿体ぶる割にはくだらない哲学論文を読んで「もっと度を越せば面白い」と思い、ユーモアエッセイを始めた。偉大なことを達成するための小さな一歩がどのようなものか、参考になった。ハイライトは『役に立つものが何のために必要なのか。役に立たないものを手に入れるためだ』。他人の役に立って手に入れた給料で、役に立たないモノを買うのが人生。
読了日:8月15日 著者:土屋賢二
日本に殺されず幸せに生きる方法日本に殺されず幸せに生きる方法感想
日本の現状では、会社に長時間労働を強制される上、介護や出産になると会社を辞めなくてはならない。そうならないために、どこでも使えるスキルを身につける。今の仕事を工夫してやる。本業のスキルを元に副業をする。資産運用もする。労働問題は社会問題だが、社会を変えることはできない。だから自分が変わる。まずはやってみることが大事。
読了日:8月6日 著者:谷本真由美(@May_Roma)

読書メーター

読書メーターまとめ

2016年7月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1144ページ
ナイス数:87ナイス

「続ける技術」を読んで、以前投げた長編小説を再び書きだした。
「99%の会社はいらない」を読んで、会社に退職の意思を伝えた。まだ受理されてはいない。
「やめた後どうするの?」と聞かれて、何も答えられなかったからだ。
今思うと、仕事やり続けてもどうしようもないんだから、何もしなくてもいいじゃないか。


TVピープル (文春文庫)TVピープル (文春文庫)感想
ある日、TVピープルが僕の家にTVを置く。でも、妻はTVについて何も言わない。会社にもTVピープルがやってくる。でも同僚は口をつぐむ。最後に、TVピープルがTVから出てきて「奥さんはもう帰ってこない」と告げられる。不思議で取り留めのない話なのに、読むとなぜか自分の気持ちを代弁してもらった気分になる。それは、TVが『自分が大事だと思っていることが、周りの人間にはどうでもよく見える』ことを象徴しているからだと思う。TVを受け入れず、自分を大事にし、孤独になるか。自分を捨てて右ならえで生きるか。難しい問題だ。
読了日:7月31日 著者:村上春樹
漫画ノベライズによるラノベ上達教室漫画ノベライズによるラノベ上達教室感想
良いラノベを読んでも、どうして上手く書けているのかはわかりにくい。自分で小説を書いても、変なことはわかるが、どこをどう直したら良いかわからない。だが本書は、ラノベ作家を目指す人達による文章をリテイクする過程、考え方が解説されており、非常にわかりやすい。どうやったら上手い小説が書けるのか知りたい人は、読んでおくべき。自分の文章を添削するときの参考書として、大いに役立つ。
読了日:7月20日 著者:日昌晶
99%の会社はいらない (ベスト新書)99%の会社はいらない (ベスト新書)感想
会社はムダが多い上、個人の能力を活かせてない。結果的に、個人から生きる希望を奪っている。会社が嫌な人はやめてしまってもいいと言うのがすごい。仕事より、自分のやりたいことをやったほうがいいのだ。色んな人が寄ってくるし、面白ければお金も出してくれる。現代ではお金の価値がほとんどなくなっている。ネットで無料のモノが手に入るし、なければ他人から貰えばいい。会社で働くことは、現代という時代には合ってない。
読了日:7月17日 著者:堀江貴文
まんがで身につく 続ける技術 (Business ComicSeries)まんがで身につく 続ける技術 (Business ComicSeries)感想
何かを続けるためには、やる気ではなく仕組みが大事だ。続けたい行動を引き起こすものを増やし、邪魔するものを物理的に排除する。これだけでラクに続けられる。私は小説を書きたいが、インターネットをやりすぎて中々書けなかった。しかし、書き終えるまではケーブルを切断し、ネット閲覧は移動中のスマホのみにすることで解決した。片付けの習慣は「ながら」をやめることで身につけられる。食べながらTV見ると、片付けが疎かになり易い。また、噛む回数が減ってしまうので、健康にも良くない。
読了日:7月17日 著者:石田淳
村上朝日堂はいかにして鍛えられたか (新潮文庫)村上朝日堂はいかにして鍛えられたか (新潮文庫)感想
最近の自分にとっての精神安定剤のような本。困ったときや腹をたてたときの話を読むと、気持ちを代弁してもらっているようで心が安らぐ。多分、自分が同じ状況になっても、何が心を落ち着かなくさせるのか、どうしてこんなことがおこってしまうのか、理解できずに鬱屈としてしまう。でも村上さんは、それらを詳細に点検した後、人生の法則が書かれたラベルを貼り付けて次々に処分していく。よく使われるラベルは『人生は不思議なことだらけで、思いがけないことで、幸せになったり傷ついたりするものだ』。
読了日:7月5日 著者:村上春樹

読書メーター